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角膜の厚み、度数に関しては適応検査をお受けいただかないとわかりません。
角膜の形として、角膜がフラット(平ら)過ぎるとマイクロケラトームでフラップを作るときに、フリーフラップ(フラップが遊離する)になることがあります。
また、スティープ(突出)過ぎるのもボタンホール(真ん中の角膜が残る)になる可能性が高くなります。
レーシックの術中合併症。
レーシックは非常に安全な手術です。
しかし、100%全く問題がないといえば、うそになります。
合併症が起きても、それに対応できる技術があるかどうかが問題なのです。
コンタクトレンズの長期装用者は、結膜(白目)から角膜(黒目)内への血管侵入がよく見受けられます。
血管侵入の多くは上方と下方ですので、鼻側ヒンジより上方ヒンジの方が、マイクロケラトームでフラップを切開するときの出血の頻度は少なくすみます。
しかし、三叉神経の走行が、耳側と鼻側から来ていますので、上方ヒンジの方が術後のドライアイ、角膜知覚の低下が強いため、鼻側ヒンジの方が優れています。
血管侵入の出血はチャイアットリングを使用することで、簡単に吸収することができます。
また、創間の出血に対しては、洗浄で解決できます。
出血が多い場合には血管収縮剤を付着させ、止血いたします。
問題なく、解決できる合併症です。
次に多いのが、マイクロケラトームの圧迫による角膜上皮剥離です。
これは糖尿病の方、高齢の方などに多いようです。
大抵は術翌日には修復されています。
範囲が大きい場合は、術直後にソフトコンタクトレンズを装用することで、術翌日には軽快します。
さらに一定の頻度で起こる可能性がある術中合併症に、フリーフラップとボタンホールがあります。
角膜曲率半径が40ディオプターあります。
これを避ければまず問題ないのですが、吸引が不足して、このような状態が起こる可能性は0%にはなりません。
実際にはフリーフラップになっても、手術は続行できます。
レーザーを当てた後で、フラップをマーキングに合わせて角膜ベッドにのせ、ソフトコンタクトレンズを装用し、翌日コンタクトレンズをはずします。
私も、これまでに2例経験しておりますが、術翌日より視力1.6で、他眼と全く遜色ありませんでした。
ボタンホールは手術続行できませんので、フラップを元の位置に戻し、ソフトコンタクトレンズを装用し、3ヵ月間待ちます。
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